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無類のピアノ好きが高じ、とうとうピアノ様のおうちを建てるはめに。

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ピアノのおうち 建築日記
ピアノ好きの、ピアノ好きによる、ピアノのための家を新築!  人間様よりピアノ様、居住部屋より防音室が重視のおうちです。  ダイワハウスXEVO-Eで4/26完成しました。 今後は住み心地をレポートします。
オーディオ用の電源工事
 音楽好きの私はオーディオ好きでもあります。

 もっとも、程度としてはマニアの域には程遠い、なんちゃってオーディオファンぐらいです。
 何百万円もする機械はとりあえず持っていませんw。


 オーディオの専門誌を読んでいると、しばしば「電源」について言及されています。
 曰く、ケーブルを変えると音がよくなるとか、電源工事で音がクリアになったとか…。

 オーディオと電源、これはなかなか難しくて、とても私の知識と耳では多くは語れません。
 しかし、私も猿真似で「家を新築するなら、オーディオの電源工事をしたい」という思いは持っていました。


 特にオーディオ好きではない方々から見れば、ちょっとよい音がするだけの機械に何十万、場合によっては何百万、何千万円もつぎ込むのは滑稽極まりない話かもしれません。

 しかし、アンプやCDプレーヤーに何百万なんてのはまだ納得できます。

 マニア道を極めてくると、コンセントのケーブル1本に何百万も費やしたりするのです!

 なぜそんなことをするのかと疑問に思われる方も多いと思いますが、現にそれで音が変わるということです。(私にはとても聴き取れなさそうですが…)。


 でも、理屈として、電源を「キレイに」しないといけないことはわかります。

 もともと、オーディオとはコンセントから来た電気を様々に加工してスピーカーへ送り出し、音に変換する機械です。
 そもそものコンセントからの電気がノイズだらけのものではいい音が出る筈はありません。


 不幸にして、現代の便利な電化生活では、オーディオにとってはノイズ源となるものが山ほどあります。
 エアコン、IHクッキングヒーター、電子レンジ、パソコン、電気床暖房、ウォシュレット、蛍光灯などなど。


 折角、新築するのですから新築時にしかできない配慮があるのならしておきたいものです。

 そこで、今回我が家でお願いした対策は次のようなもの。


1) オーディオ用の電源と一般用の電源を分離する。

 電柱からまず、オーディオ用の分電盤に電気を引き込み、ここでオーディオ用の電源と一般機器用の電源を分けて、この下流に一般用の分電盤を置きます。
 こうすることで、一般機器からのノイズの混入をなるべく防ぎます。


2) とにかく太いケーブルを使う。

 オーディオ用には電気抵抗の少ない、太いケーブルを使うことで一般に音質がよくなると言われています。
 そこで、電柱から家までの引き込み線は38スケア(スケア=square mm、平方ミリメートルのこと)を使用し、屋内のオーディオ専用分電盤へは22スケア、その先、各コンセントまでは5.5スケアという、一般からすると太いケーブルを使用して貰いました。
 コンセントまでは8スケアにして、さらにノイズを拾わないようシールド線にしたい、と要望したのですが、屋内の電源配線用には通常はシールド線は使わないので製品がないと思います、と言われ、上記の仕様に落ち着きました。
 ただし、5.5スケアでも、最終のコンセントには入らないほど太いらしいので、一番最後のところでは2.6スケアにするそうです。


3) コンセントを医療用のものにする。

 医療用のコンセントは、医療器具が容易に抜けないように、差し込んだコンセントをがっちり保持するようになっています(人工呼吸器のコンセントなど、足を引っかけただけで抜けちゃったら困りますからね)。
 これがオーディオには大変よいそうです。
 勿論、これを更に発展させた「オーディオ用コンセント」も多数発売されていますが、かなり高価。
 (何でも「オーディオ用」と名前がつけば、途端に値段が1桁、2桁上がります…)。

 医療用のものであれば1個1300円程度、とリーズナブルな値段です。

 我が家ではオーディオファンの間で定評のある、松下電工の「WN1318」を使うことにしました。


4) アースも一般用とは分離する。

 アンプやLPプレーヤーなどはアースに繋ぐことになっています。
 ところが、このアースも、オーディオファンに言わせるとなかなかの曲者だそうです。
 一般機器からのノイズを拾うこともあるため、中途半端なアースだったら接続しないほうがむしろ良いとのこと。

 アースも凝りだすと大変みたいです。
 コンセントから最短距離で接地棒を地面に埋めなきゃいけないとか、深さ何mまで埋めるのだとか、その周りに木炭を埋めるのだとか、埋める部分の土壌に湿気を与えるために上に植物を植えたほうがよいのだとか、色々言われていますが…。

 とりあえず、我が家では一般機器のアースとは別回路で設けて頂くことだけお願いしました。


5) 一応200Vも…。

 これまた大変マニアックな話なのですが、完全にクリーンな電源を得る方法として、200Vの電気を部屋まで引いてきて、部屋にダウントランスを置いて100Vの電源を得ている方々がおられます。

 効果絶大、とのこと…。

 効果のほどはわからないのですが、後で200Vを引くのは面倒なので、新築時にとりあえず1つだけは200Vを引いておくことにしました。



 いずれも、私の耳で聞き取れるような効果があるかどうかは全くわからないのですが、新築以外では工事が大変だと思いますので、折角ですからやっておきます。
 少なくとも、壁コンセントから機械をつなぐ電源ケーブルに何十万円も出費するよりは効果がありそうな気がするのですが。


 理論というよりは宗教の世界かもしれないのですがね……(笑)。

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